シークラ fishing blog

ソルトルアーフィッシングをひらめきで楽しく

【釣行記】台風後のイカメタル便

こんにちはシークラです。

台風が日本海側を通過してすぐの

8月11日、宮津よりイカメタル便が出れるとのことで行ってきました!

 

台風直後の海に不安を感じながらも(いろいろな意味で)出航です。

 

 

【タックル】

当日のタックルはいたって普通の下記のような感じです。

・タイラバロッド6.8ft

・カウンター付きベイトリール

・PE 0.8号 200m

・メタルスッテ 15、20、25号

・スッテ、エギ等 2、2.5号

イカメタルリーダー 2号 2コ掛け

 

僕はタイラバロッドでイカメタル用に代用しています。僕の場合は、年に1.2回の釣行なので特に不満を感じたことがありません。

普段のタイラバ時はカウンター無しリールを愛用しているのですが、イカメタルにはカウンター付きリールは必須かと思います。

ラインカラーで十分対応出来ますが、カウンター付きならカラーを注視する集中力が必要無いので楽さが違います!

今年はアブから発売された格安の下記リールをGETしたので快適でした。少しチャチィですが糸巻き量やドラグ音もありコスパ優良かと。

 

海上の状況はイカに】

お盆休み中の台風で休船が続いていた為、港には沢山のイカメタラーが集合していました。

台風後の初出航となる為、船長も海の状況・ポイントがわからないらしく博打性が高いとのこと。

海上へ出るとうねり最大1.5m程度で、イカメタルには少し厳しいうねりですが、船酔いするほどではありませんでした。

海上から確認する感じでは台風後の割には水質もクリアな状況かと思われました。

 

【ポイント到着】

伊根と冠島の道筋上、水深65m程度のポイントにアンカリングし釣り開始しました。

暗くなるまでは船内釣果ありませんでした。

イカメタルではライトアップしてからが本番なので、ここから気合を入れて挑みます!

船長の指示棚50m〜30m付近を丁寧に誘います。

 

海上お祭り騒ぎも、船内沈黙】

ライトアップから1時間過ぎには、海面はカタクチイワシの群れが押し寄せ、それを狙いにツバスやペンペンシイラが回遊していました。

しかし船内は沈黙。。。

いまだに船内でもイカ数杯しか上がっていません。魚探にもベイト反応はあるようですがイカが付いていないのかもしれません。

 

【船長も移動を決断】

あまりにも釣れない為、船長も苦渋の移動を決断しました。冠島方面へ少し深いエリアへ移動します。

ここで僕は2杯GETしましたが、ここでもイカの群れはなく、船内ぽつぽつと上がるものの苦しい展開のまま時間だけが過ぎタイムアップ(泣)

船内10人で15杯行ったかどうか?という結果に終わってしまいました。。。

 

【まとめ】

台風直後の釣行だったのである程度覚悟はしていましたが、まさかここまでとは。。。というのが正直な感想です。

まぁ運良く釣りに出れただけでも儲けもんなんでしょうが。。。欲が尽きませんね。

ちなみに翌日12日の釣行は雨の中、快調だったとのこと。

ほんと海はわかりません。。。

 

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【釣行記】初の中深海!美味しい鱈が釣れました

こんにちはシークラです。

7月中旬丹後の海へ「鱈」を狙いに中深海ジギングへ行ってまいりました。

水深200m越えは初体験!

難しい2枚潮で船中が苦戦する中、なんとか釣果を引きずり出すことが出来ました。

初心者なりに気が付いたポイントなどを書き残しておきます。

 

 

 

【普通ジギングロッドで中深海】

当日のタックルはこんな感じです。

ロッド:通常のジギングロッド4番

リール:オシアジガー2000hg

ライン:PE1.2号 600m

リーダー:メイン8号、先糸5号(電車結び)

ジグ:スロージギング用ジグ 300〜350g

 

同船者は、スロージギングロッドを使用している方が100%でしたが、僕はスロージギングは初めてのため、通常の5.8ftジギングロッドで参戦しました。

普通ジギングロッドで中深海の結論としては、「全く問題なし」

ジグを大きくゆっくりと持ち上げフォールすることに重点をおきました。

最も重要と思われるのが、PEラインの太さと感じました。僕が1.2号、友人が1.5号で挑みましたが200M先の着底を感じたり、出来るだけ軽く巻き上げたり、お祭りを防いだりするのは、細い糸のほうが圧倒的に快適でした。お陰でジグロストはゼロで済みましたので、ラインは1.2号以下をオススメします。

 

【いざ中深海】

舞鶴港から凪の海を飛ばして1時間半ほど、目的地である浦島グリ近くのポイントからスタートです。

一投目着底直後に友人にヒット!鱈を幸先良く揚げました。

しかしその後は船中無反応。。。

2枚潮がキツく、リアフックのタコベイトを外すと、底から5m以内で「ドン!」今日イチのナイス鱈が釣れました!

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その後、ミニ鱈を追加するも全体的に伸びず、他の船も釣れて無さそうでアラ狙いに変更となりました。(船中で鱈8匹)

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【アラ狙いのはずが】

ポイントを大きく移動して170Mラインへ。

すると立て続けにヒット!!

良い引きの正体はコレ↓

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「鏡鯛」キモい、デカい。。。

この子が3匹釣れたところで、ポイント移動しました。

 

【アラ狙い継続】

中深海の釣りは、水圧の変化で魚が相当のダメージを受けるので、

釣り上げる=持ち帰る

の方程式が成り立ちます。

というわけで魚キャパの狭い我が家は小休止

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ノンアルコールビールが沁みます。

梅雨明け猛暑に加えて、ここからしばらく修行タイムが継続します。。。

 

【終盤にアラが出た?】

時刻もそろそろ終盤戦

水深150m、潮が緩んで250g+タコベイトへ変更しました。

すると同船者にナイスアラがヒット!

揚がったのをいいなぁと言っていると、僕にもヒット!

トルクがあり、グングンとドラグが滑る引き!

「これがアラの引きか!」

 

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ナイス真鯛でした。。。

(いや、めちゃ嬉しいよ)

 

そのままタイムアップで帰港しました〜。

 

【まとめ】

初の中深海ジギングは、爆釣とはいきませんでしたが、難しい中ポツポツと釣果を重ねることが出来ました。

中深海ジギングはしゃくる必要がなく、ハードな釣りではありませんでしたが、巻き上げが重く大変で、電動リールを羨ましく眺める僕がいました。。。

また、チャレンジしようと思います!

 

釣友3人での釣果↓

なぜかスルメイカが釣れています。

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次回は、「ワームで鱈を釣る」を目指して

今回投入しなかったメソッドを試してみたいと思います!

【釣行記】久しぶりの明石タイラバ

こんにちは、シークラです。

首を痛め、体を壊し、仕事も多忙だった為、およそ2ヶ月ぶりのブログになります。

一度、バチ抜けに出てみたりはしましたが、釣果はボラのみ(-_-)

 

そんなこんなで、

久しぶりに明石でのタイラバ に出発しました!

今回の釣行はいつもの同僚メンバーではなく、

先輩の娘さんとそのお友達を初めての釣りに連れて行くというミッション!

一風変わった雰囲気の釣行でした。

 

【久しぶりの明石海峡への準備】

タイラバの道具は日本海も瀬戸内もほぼ変わりませんが、明石海峡では潮流が早く、タングステンヘッドがほぼ必須となります。

初心者のロストも考え在庫を補充しておきました。

また、ボリュームを抑えたネクタイを複数種類買い足しました。

近々で釣れていたのはチャートカラーとの事でそれもGET!

メインタイラバ タックルとスーパーライトジギングタックルを貸出し、私はスピニングタックルでキャスティングタイラバに挑むことにしました。

 

【大潮の明石海峡

当日は午後便で出航しました。

事前に明石の潮の動きを確認すると、

大潮の為、午後便の大半は激流となり、夕方18時前に潮止まりを迎える予測でした。(画像は18:20)

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船長も前半は遠出し、潮のキツく無い方へ船を走らせました。

それでも潮が早いらしく、反応があっても船中誰もヒットしない状況が夕方まで続いてしまいます(°_°)

船中無言の修行ムード。。。

これは初心者には辛かろう。。。(T ^ T)

 

【待望のヒット】

待望のヒットは18時前

お得意のワームメソッドへ変更した時でした。

【明石海峡攻略】タイラバ × ワーム のススメ - シークラ fishing blog

 

ゴンゴンと特有の動き、ドラグを出すトルクのある突っ込み。

そこそこ40cmくらいはあるだろうというの手応えでした。

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ホウボウでした(泣)

鯛を確信して「おっしゃー鯛キタ!」いうたのは僕です。

その直後、船内でも鯛が3枚ほど上がりましたがそこでストップ。。。

僕もその後、着底とほぼ同時に触ったアタリがありましたが掛けられませんでした。

 

【そのまま何もなく終了】

船長も頑張って暗くまで帰港を延長してくれましたが、魚が振り向いてくれることはありませんでした。

初心者の2人にとってはしんどいだけの釣行になってしまいましたが、2人ともめげずにずっとマキマキしてくれました。

なによりも一度も根がかりが無かったのでとても助かりました!(金銭的な意味で)

 

改めて明石海峡のタイラバの難しさを思い知らされました(T ^ T)

【釣行記】釣れない丹後の海と私

こんにちはシークラです。

 

春の「鰤祭り」が続く丹後の海に4月23日

レンタルボートにて出航して来ました。

狙うは青物と真鯛

↑タイトルにもありますが釣れてません!

 

良い釣果ばっかり書きたいのですが、僕の失敗談が皆々様の糧になると信じて、釣行記にしておきます。

 

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【続いていた鰤祭り】

丹後の海は白石礁方面にて鰤祭りが続いておりました。釣行前日はイルカが入り釣果はあまり良くなかったようですが、それなりに釣れていたようです。

 

【胸を躍らせ出航】

当日の天気は快晴、風沖合4m\s程、波50cm程度の予想でした。前日がベタ凪と聞いていたので、一気に白石礁方面まで飛ばそうと計画していました。

9時半ごろの出航し、快調に舞鶴湾出口までむかいます。

湾口を抜けると予想以上のうねり。。。

波高2mほどでしょうか?

あれ?計画が。。。

普段なら多少揺れたり飛んだりしても良いのですが、船に慣れてない同乗者もいた為、速度を上げずに進むことに。

同乗者が船酔いでダウンし、友人と「時間的に白石は無理やな。」と話して冠島を目指す事に

 

赤潮発生】

えっさほいさと冠島方面へ進むと、冠島南側には広大な赤潮が。。。

今日の風の向きで1番流したかったポイントだったので焦りを隠しきれません。

とりあえず赤潮の近くでも一度流してみる事に。

 

【魚探に超高反応!?】

レンタルボートの魚探はお魚マークがONになっています。僕自身、魚探がちゃんと読めるわけではないので、テンションを上げるためにもお魚マークやサイズ表示をONにしています。

流してみると表層から30Mまで魚群反応アリ!

15cmから20cmの反応がパラパラと散らばって入っています。

「マジ?」

友人達も活気付いて、ジグをしゃくり倒します。しかし、ノーヒット。

恥ずかしいかな、テンション上がって気がつくのに30分以上かかりました。。。

プランクトンの誤反応です。

赤潮やしな。めっちゃおるんやろうな。。。

永遠に同じ層に感度入って来るんです。これが魚やったらどんだけ群れてんねんって。。。泣

 

以降、オオグリ〜冠島周辺をぐるぐる回りますが、どこもかしこもプランクトンだらけです(泣)

うろうろするも、魚の反応もなく。。。

 

【イルカの群れはおるんかい】

冠島西にて根魚でもと思い進んでいると、またまたいました。。。イルカ達。

YOU達は赤潮関係ないねんな。

 

【ようやく魚の顔が】

冠島から少し離れた水深90Mラインにてようやく魚の顔が見れました。

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そこそこ大きなうっかりカサゴ

その後、ジグでエソが数匹釣れた程度で終了となりました。。。

 

【まとめ】

またまたボートでの釣りは厳しい釣果になってしまいました。

波に苦しめられたのはしょうがないですが、赤潮に対してもっと的確に対処出来れば良かったと後悔しています。早々に見切りを付けてもっと沖合の潮の動くエリアか、沿岸部で赤潮の影響がないところを探す大移動をしていたらもう少し釣果は変わったかもしれません。まぁたらればですが。。

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うっかりカサゴ、薬味ポン酢で食べたら美味でした〜。

 

【スムースに】クロシオ43PGXのグリス硬すぎ?多すぎ?問題

こんにちはシークラです。

 

先日、オフショア用のリールを買いました。

ストラディックSW8000と悩んだのですが、変化球で

「テイルウォーク クロシオ43PGX」

pe4号が300m巻ける、8000番相当のサイズです。

強固でコスパが良いオフショアリールとの評価につられてポチってみました。

ドラグノブ辺りがなかなか良い感じです。

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さっそく回してみたところ、、、

 

「少々というか、すごく巻きが重いのではないでしょうか?」

 

もちろんゴリ感やシャリ感は全く無いが、とにかく回転が重たく感じる。。。

大きい番手のリールだからこんなもんかな?と思いたいのですが、ストラディックSWやツインパワーも触っていたので事実を受け止めるしか無く( T_T)

しかし上司からグリスが多すぎるのでは?とのコメント。

 

ネットで調べてみると構造が簡単とのことで、分解メンテナンスを試してみることにしました!

 

【分解開始】

ボディ部のトルクスねじ(T10)を4つ角外すと上蓋が取れる簡単な構造です。

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上蓋を外すと

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ドライブギア下のプラスネジを外せばメインシャフトが抜けます。

グリスがめちゃくちゃってほどでもないのかな?

とりあえず茶色の硬そうなグリスだったので一度拭き取ることに。

そして、ギア用のグリスと部分的に潤滑オイルも使用して再度グリスアップしました。

 

【結果】

蓋を閉めて再度回してみると、、、

「超スムース!」やりました!

直接比較は出来ませんが、あまりにも変化が大きくストラディックくらいにはなった様な気がします(笑)

とりあえずこれで不満なく使い始められそうです。

あとは釣るだけだ!

 

【ジギング】リールの巻き上げ力について真面目に考えてみた

こんにちはシークラです。

 

LINEに地元の友人から連絡が来ました。

「オフショアジギング用のスピニングリールはHG、PGどちらが良い?」

 

「そんなの使う海域によるよ!」というのは簡単だけれども。。。

真面目に考えてやることにしたPAYPAY祭り前日の金曜日(*´-`)

 

地元の海域も日本海で、水深60〜100mの近海ジギング。丹後半島の釣りとよく似ています。

現在、ダイワヴァデル4000hを使用でパワーのあるリールを希望とのこと。

 

パワーのあるリールとはなんなのか?

剛性なのか、ギア比なのか?巻取りの力なのか?

先週の話ですが、少し真面目に考えてみたのです。

長い文章になりますがお付き合い下さい。

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【なんとなく持っているリールのイメージ】

リールパワー関係についてなんとなく思っている事をピックアップしてみました。

・ボディ剛性が高いからパワーがある

・高いリールはパワーが強い

・パワーギアだから巻き上げが軽い

・ハイギアは巻きが重い

・リール番手が大きいとパワーが強い

・大径ドライブギアでパワーアップ?

どれも正しそうです。

リールが大きければ強いのか?パワーギアだから強いのか?高いリールだから強いのか?

一度冷静に考えてみることにしました。

さて、滑車やギアの物理学をカンペキにぶっ飛ばして考えていきましょう〜。

 

 

【ボディ剛性や抵抗は無視】

リールの巻き上げパワーに関して、ボディ剛性が関与してくるのは間違いないと思います。しかし、ジギングリールはどれもメイン部がアルミボディで、剛性が高いことが前提なので、いわゆる機械的損失、或いはインフィニットドライブ等の機構はとりあえず考慮せず考えてみることにしました。また、ラインやガイド、魚の抵抗も特に考慮せずに進みます。

 

【①巻き上げのエネルギー量はどのリールを使っても同じ】

大物青物である10kgの魚を100M巻き上げようとする時の事を基準に考えてみます。

10kgを100M巻き上げるというエネルギー量については、機械的損失を除けばどのリールを使おうが同じだけの力が必要となります。どんなギア比であろうがリールであろうが巻き上げてくるまでに必要な総力は変わらないということです。当たり前っちゃ当たり前ですね。

 

【②浮力による水中での重さ】

水中では浮力が発生し10kgの魚の重さでもそれ以下の重力となります。

アルキメデスの原理により

水中での重さ(g)=10,000g-魚の体積(㎤)

となります。

魚の体積なんてこれまで考えた事がないですが、仮に8,377㎤(全長80cm・体高20cm・体厚10cmの楕円型)と仮定すると、

魚の水中での重さは約1.62kgとなります。

(まったく引かない状態の話ですが・・・)

 

【③どれだけ手元の力が必要か】

さて、問題になってくるのはどれだけハンドルを回す手元に力が必要かと言うことです。

10kgの魚を水中から100M巻き上げる際に手元にかけるエネルギーを、巻き上げ量とハンドルにかける動作量で求めてみようと思います。

 

(最大巻き上げ量で比較する)

最大巻き上げ量はハンドルを1回転させた時に最大で巻上げれる長さです。リールのスプールの大きさとギア比によって算出された考えやすい数字となります。

ヴァデル 4000Hは101cmでしたので、100M =10,000cmを仮に最大巻き上げ量で巻き上げるとすると99回ハンドルを回すことになります。

 

(ハンドルの動作量でかかる力を考える)

最大巻き上げ量はハンドルを1回転させれば巻き上げられます。

ヴァデルのハンドル長は6.5cmなので、ハンドル1回転の動作量は円周の長さで

2×6.5cm×3.14=40.82cm となります。

ヴァデル 4000H(巻き上げ101cm)で101cm巻き上げるには、ハンドルを1回転40.82cm回す必要があることがわかります。

 

水中で1.6kgの魚をハンドル1回転巻き上げるのに必要な力は、1.6kgを101cm巻き上げる力に等しいので、下記の計算で求められます。

1.6kg×101cm÷40.82cm=3.96kg

(*簡易的に重さで力を表しています。)

当然ですが、魚の重さよりも力を使いますね。

ハンドル1回転の少ない動作量で大きな巻き上げ量を得る事ができるリールは、自転車で言えば重たいギアでたくさん進む状態なので坂道(魚の重さ)を登るのにはパワーが必要なのも納得です。

 

【④結果一覧を作成してみました】

水中での魚の重さを1.6kgと仮定して、6000番から8000番サイズのスピニングリールで計算をしてみました。

ハンドル1回転に必要な力、それを水深分巻き上げるのに必要な総力を中心に比較します。

ハンドル1回転に必要な力はPGの方が有利で、リールの番手が大きくなるとハンドル長も長くなる傾向にあるため有利になることがわかります。

水深分巻き上げるのに必要な総力は、巻き取り量とハンドル1回転に必要な力のバランスによって決まります。ここではセルテートSW8000Hが最も少ない総力で巻き上げられることがわかります。これはハイギア+ロングハンドルの恩恵と思われます。

 

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 【⑤実際に実験してみた】

ハンドル1回転に必要な力を算出してみましたが、実際にどれほどの負荷感覚になるのか実験してみました。

1.5Lのペットボトルにラインをくくりつけてリフトアップし、そこからハンドルを1回転します。

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リールはヴァデル4000Hと同スペックのエクセラー4000H(ハンドルノブ交換、ラインローラーにベアリング改造あり)

これ、

「えっ?」っていうくらい巻けません(笑)

巻けなくはないけれど相当な力でないとキレイには回りません。

同じ条件でオシアジガー2000HGを試して見ると力は必要なものの、しっかりと巻けます。ちなみにオシアジガーのスペックから求めるとハンドル1回転は1.6kg×117cm÷57.8cm=3.24kg

明らかに数値よりも大きな違いがあると感じました。

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これはスプールが直接巻き上げるベイトリールとベールの回転で巻き取るスピニングリールの巻き上げ方式によるものと考えられます。(まさに機械的損失ですね)

スピニングリールは数値以上に巻き上げに力が必要そうです。実際にハンドルにかける力を測定出来たら面白そうなのですが。。。

 

【まとめ】

長い文章にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

友人のおかげで、リールのパワーについて考える良い機会になりました。

リール選択の際にはギア比だけでなく、スプール径やハンドル長も意識してみては?

 

ちなみに、私が勧めたのはセルテートSW8000Hです。リールの耐久性は保証出来ませんがハイギアとロングハンドルの組み合わせがジギングにはあっていそうな気がします。

【自作タイラバ 】フラッシングネクタイでもっと輝きたいんや

こんにちはシークラです。

フラッシングタイラバと言えば、「フィッシュアロー」から発売されている「フラッシュJシリーズ」に代表されるアルミの反射材が入ったワームを使うものです。明石方面ではあんまり出番というか、使ってる人が少ないので出しにくいのですが、丹後のディープタイラバでは愛用者も多く、何を隠そうワーム好きの私もその一人です(黒と緑が好きです)。

『でも俺はもっとキラキラさせたいんや!』

欲深い気持ちが湧き水のように湧いてきます。

 

 

【ポテチの袋で魚が釣れる?】

皆さんはポテトチップの袋で魚が釣れるのをご存知ですか?私が小学生だった20年前からこの話はあり、細かく切って針にサビキの様に取り付けて遊んだものでした。

ジギングをする様になってからは、捌いたハマチやメジロの胃から菓子袋の切れ端が出て来ることも散見されました。

 

【タチウオイミテートのアシストフック】

このブログでは数回活躍を紹介しているアルミホイル改のアシストフックもポテチ袋に通ずるものです。

 

【タイラバももっとフラッシュさせたいんや】

さてタイラバもフラッシュさせたいという事で実践しているのが、コレ↓

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アルミポンチョ(ダイソー)

オフショアで凍えそうになった時用にバッグに入れています。

こちら素材が薄いわりに、羽織る想定のためか丈夫で破れづらいです。

こいつの端をチョキチョキと少し頂くとします。

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*光りすぎて写真が上手く撮れません。。。

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カッターでカットして、フラッシングネクタイとして活躍してもらうで!

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単体で使うより、食べる場所を特定させる意味で

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ワームと組み合わせることが多いです。

 

 

 

【釣果】

基本的には、釣れなくて厳しい状況でボウズ逃れに何かつりたい!って時に使うことが多いです。(キラキラしすぎて普段は恥ずかしい笑)

厳しい時間にタイラバ を上まで巻くことでサバやハマチが掛かり、そこから攻め方を変えて爆釣しているケースも過去にあります。

先日の釣行ではブリの写真に気を取られて、撮り忘れておりますが、フラッシングネクタイ+ワームにて船内唯一の鯛(レンコ)をGETしています。

いざという時に頼りになるヤツ。そんな感じのフラッシングネクタイです。お試しあれ。

 

 

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